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2005.2.14UPdate
〜美味しいものを巡る旅 Vol.2〜 

旅のお楽しみといえば私にとっては、それぞれの地方の特色溢れる美味しいお料理を食べる事。勿論お供は地元のワイン。そして地方特産のお菓子もはずせない。

というわけでいつも旅の前にはしっかりと下準備をする事となる。
雑誌の切り抜きも整理して、住所と電話番号、定休日営業時間をエクセルファイルに入力してリストを作る。

アマゾンドットコムフランス版で地図やガイドを取り寄せたり、車での移動の場合は、ミシュランサイト でルートを確認。日本語版のガイドブックが全くないか、情報が少ない地域も多いのでやはり現地発行の本とサイトを頼りにするのが一番安心。


11月28日から12月7日まで、今年2度目のフランスを訪れました。今回の主たる目的は、リッツでお菓子研修に参加すること。選んだテーマは「チョコレートと糖菓」。チョコレートはまだしも、糖菓(コンフィズリ)はあまり日本ではなじみのない分野かも。具体的には、キャラメル、パートドフリュイ(フルーツジェリー)、棒付きキャンディ、ヌガー、そしてジャム。個人的にはとってもそそられる内容なのです。とにかく、行くしかない!と旅立ちました。

◆ パリ到着
到着した日曜日はあいにく小雨、気温は7度ぐらい。日没も早く4時40分ごろ。車でパリ市内に入る頃にはもう日はどっぷりと暮れて夜の顔に変わっていましたが、そのおかげで夜景とイルミネーションをたっぷり楽しめます。
マレシャルブ大通りからマドレーヌ寺院を通ってロワイヤル通りからコンコルド広場を横切る時には右手にシャンゼリゼ通りのまばゆい街路。あとはセーヌ川沿いを名所めぐりのように見ながら進む。サン・ミッシェル橋で右岸から左岸に渡って川沿いに少し戻るとホテルがある。まるで観光バスに乗っているかのようなルートでした。今日から1週間、アパートメントホテルで過ごすのですが、7階のお部屋の窓からの眺めは最高。家族、友達に言うと笑われるけど毎回パリに来るたびに「帰ってこれてよかった」という気持ちでいっぱいになる私です。

 
サントノーレの夜景ギャラリーラファイエットシャンゼリゼシャンゼリゼ

バスティーユポンヌフからの夜景メゾン・ダルザスマドレーヌ寺院


◆ リッツのお菓子研修  
リッツのコースは、月曜から金曜まで初日のみ9時開始12時30分終了であとは8時45分から12時15分終了というスケジュールでした。

1クラス8人で今回は日本人7人とベネズエラ人女性1名というメンバー。今までで一番日本人比率が大きかったけど皆いい人ばかりで和気藹々といった感じ。中にはプロのパティシエもいました。

さて、チョコレートの下準備。大量のテンパリングと数種類のチョコレートを使い分け。マンディアンは小さい丸いくぼみにビターチョコレートを絞りその上にローストしたノワゼット、アーモンド、ペカンナッツとサルタナレーズン(緑色のです)、オレンジピール、彩りにピスタチオをのせていく。簡単そうで手が込んでいるもの。トリュフにはウィスキーをたっぷりと。ル・ゲランドにはブルターニュ地方の特産であるゲランドの塩を入れたキャラメルを作りガナッシュに混ぜ込む。つまり、塩バターキャラメル味のボンボンショコラなのです。

私が気に入ったのはモンブランというボンボン。といっても栗が入っているわけではなく、型の表面にダークチョコを刷毛でぬり、その上にホワイトチョコレートを流し、余分を落としてキルシュ入りガナッシュとグリオットチェリーを詰めて更にふたをする。作り方も楽しく味も二重丸。勿論、後日道具やさんMORAにて型を買っちゃいました。自宅でも作るつもりなのでお楽しみに。




マンディアンチェリー入りモンブラン

コンフィチュール

フランスではジャムに使うフルーツの種類が豊富。そして組み合わせも無限。果物だけじゃなくてスパイスも使うのです。今回の授業では3種類作りました。

シンプルなフランボワーズ(ラズベリー)、アプリコットとマンゴーにスターアニス(八角)の風味を加えたもの。そしてパイナップルとヴァニラ、もちろん粒粒たっぷりのものです。ちなみに、フランボワーズはレシピにはシナモンを入れて煮ると書いてあるのですが担当シェフの好みにより却下。彼はシナモンが入るとフランボワーズの香りが負けてしまうから、と言ってました。そう、このようにレシピには書かれていても入れないもの、逆に足していくことがよくあります。あとやはりレシピは所詮書いたものであって実際に作るのとは違います。レシピを読むだけで同じものがすべて出来上がるということはないのでは?

さてジャムの作り方は至ってシンプル。前の日に果物にお砂糖をかけて水分を出してから銅鍋で煮詰めるのですが煮詰め上がりのタイミングが重要。木ベラですくって指でさわるのだけど、熱い!当たり前ですね。温度計でも測るけど目で見て状態を知る事も重要。ビンに詰めたらふたをしてひっくり返して10分おきます。こうすると真空になりさらにビンの口も殺菌されるのです。

週も後半になると続々とショコラが出来上がってきます。毎日あれこれとつまみ食いばかりの私(と仲間達)なのですが、ショコラの袋詰めや、箱詰め、ジェリーをカットしたり、キャラメルをセロハンでくるんだりとまるで内職のような作業もなかなか楽しめます。とくに箱詰め&リボンかけはラッピング好きの私には願ってもない?作業。率先してやりました。意外にみんな苦手だったようでお菓子作り以外での得意技に感謝されちょっと照れくさい私でした。

ミルクとビターの板チョコ(タブレット)作りも単純だけど楽しいです。きれいに拭いた型にチョコレートを流し込み、ミルクにはカカオの粒、ビターにはナッツを刻んだものをぱらぱらとふります。

ボンボンショコラは銀のトレーにのせるとまるでレストランで出されるショコラのよう。こういうとき食後のコーヒーでもいいけど、やっぱり私は食後酒かな。コニャックか、バニュルスを素敵なグラスでね。


Ritzの箱入りショコラタブレットショコラ
シェフのプレゼンテーション今週つくったお菓子たち

◆ パリのあれこれ
今回たまたま日曜日にパリに着いたので、1週間定期のカルト・オランジュを購入。この定期は他に1ヶ月やそれより長いものもあるみたい。旅行者には1週間が使いやすい。お値段15.4ユーロでバス、メトロが乗り放題なのです。購入には顔写真が必要。ただ一つ注意するのはこの定期の有効期間が、月曜から日曜までに固定されていること。買った日から1週間というわけではないのです。2,3日しかいない人やあまりメトロを利用しない人にはカルネという回数券がおすすめです。

ところでパリでは切符を持たずバスやメトロに乗る人がとっても多い。メトロの入り口では切符を入れてバーを押して入るのだけど、後ろから無理やりくっついたり、バーを跳び越したりしている人を見かける。バスだと降りる人用に開く真ん中のドアから入ればチェックされないのでまずわからない。でも今回初めて、バスに検札の人が乗り込んできてビックリ。オペラから乗ってオルセーを過ぎBac通りの手前あたりで停留所でもないところからどやどやと男性3名ぐらいが乗って来て一人ずつ切符のチェックをしたのです。こんなこともあるんだぁ、と思い後日友人に話したら、彼女は6ヶ月ぐらい居るけど一度も遭遇したことないそうです。見つかると日本同様罰金が高いのでやはり切符はきちんと購入しましょうね。

12月初めのパリの気温は日中大体7-8度ぐらい。私が居た時は10度を超えた日もあり思ったほど寒くはなかったかな。ただ、朝と夜は冷え込みが激しく2-3度ぐらい。また朝は8時を過ぎないと日が出ないので毎朝真っ暗なうちにホテルを出てバス停またはメトロの駅まで向かうのはちょっと緊張。幸いホテルがとても雰囲気の良い地区だったので怖い思いもまったくなかったけど。
昼間は昼間で長時間外に居ると石畳からしんしんと冷えが伝わってくるけれど乗り物に乗ったりお店に入ったりしていればそれほど寒さも感じない。勿論足元はブーツか靴下&スニーカーがおすすめ。

意外と私は冬のパリが好きだ。緑が青々とした時期も良いけど、冬は空気が澄んで、埃っぽくなく、より一層凛としたパリの風景になると感じます。

パリを歩いて気づくのはきちんとした通り名表示プレート。ホテルのある通りは、Quai des Grands Augustinsという。Quaiとは河岸のこと。セーヌに面した通りはQuaiで始まるものが多い。通り沿いには、実は有名なレストランも軒をつらねていた。ブキニスト、18世紀にできたラペルーズなど。ちなみに近くには、Rue des Grands Augustinsという紛らわしい地名もある。細い通りだけどマリアージュフレールの支店もあって覚えておくと便利。店員さんはみな親切でお客もそれなりの感じ。2Fにはティールームもある。

ホテルから歩いて6,7分のところには私の大好きなお菓子屋さんであり、レストランであり、ショコラティエでもある「ラデュレ」がある。そして、誰がなんと言おうとやっぱりここのマカロンは美味しい!他のお店でもマカロンを買って食べた時は美味しい、と思ったのだけどラデュレのを食べたら違いは歴然。マカロンは、卵白をあわ立てたメレンゲにアーモンドパウダーをいれて絞り焼いたお菓子。こう書くと簡単そうだけど、材料を混ぜ込んでいくマカロナージュという作業はコツがいるし、フランスではマカロンで菓子職人の腕が試されるというシンプルにして難易度の高いものなのです。

ラデュレのマカロンは20数種あるフレーバー(毎年新作も発表)のバラエティもさることながら生地の美味しさではぴか一。表面はあくまで薄くかりっと、中はしっとりそしてはさんだジャムやチョコレートの美味しさといったら!
今のところパリでしか食べられないラデュレ。日本進出の噂もあるようだけどこの美味しさを再現可能なのだろうか?

ちなみに、ケーキ類やパンもおすすめです。特に私はクイニアマンが大好き。マカロンと一緒に帰国当日買って持ち帰っています。そしてもう一つのおすすめは、入り口が別のショコラティエ。チョコレート掛けしたマカロンはここでどうぞ!
Laduree: 21 Rue Bonaparte, 75006
(メトロのサンジェルマンデプレが最寄り駅)
本店はRoyal通り、他にシャンゼリゼ通にも支店あり。
カルト・オランジュ


冬晴れの午後


通り名のプレート


レストランラペルーズ


ラデュレ


ラデュレ













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byはつみ



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2003/10 フランスアルザス地方の旅